シェイブテイル日記2

シェイブテイル日記をこちらに引っ越しました。

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

没落する日本経済 デフレ不況克服・景気回復の経済学!

デフレ不況を克服する方法について、わかりやすい動画(漫画)がありましたのでご紹介します。 原案 丹羽信道 漫画 今村敏樹 監修 小野盛司 動画編集 hinomaruojisan JapaneseReaction この作品の権利は「日本経済復活の為のWeb漫画をつくる会」に帰属します…

欧州危機と230年前の米国から日本が学ぶべきこと

欧州危機が一段と進展しています。 [ロンドン 23日 ロイター] 23日の欧州株式市場は急反落。ギリシャのユーロ離脱リスクが再び強く意識された。 (中略) 市場関係者によると、ギリシャのユーロ離脱に備えてユーロ圏各国が個別に対応策を用意する必要…

スイスの為替政策から学べること

今日の日経に興味深い記事が載っています。 日経が日経・CSISバーチャル・シンクタンクというものを立ち上げ、為替レートの安定化に何が必要かを議論した結果、まずデフレを止めないと円高も止まらないという結論に至った、という記事です。*1 提言の内…

日銀国債直接引き受け−tdam氏とのディベート

すでにご存知の通り、私シェイブテイルはマイルドインフレを達成することにより、経済成長路線に復帰し、税収も回復するという政策、リフレ政策を支持しています。 この拙ブログを読んでいただいている同じくリフレ派tdam氏から質問をいただきました。 この…

貨幣とは何か

岩井克人「貨幣論」を読みなおしてみました。 残念ながら岩井氏は貨幣の本質に辿りつけずに終わったように思えます。 それでは貨幣史から、本当の貨幣の機能と貨幣の価値の源泉について考えてみましょう。 岩井克人氏は著書の大半でマルクスの労働価値論を振…

続・目からウロコ ヘリマネによらない財政再建策

昨日のエントリーで、財政再建への最善手は「国債日銀直接引受け+財政政策」が最も有効というお話をしましたところ、やはり、といいますか、抵抗感がある、というご意見をいただきました。 日銀などにさんざん国債を日銀が引き受けたら途端に金利は急上昇、…

目からウロコ、ヘリマネ政策が最善手である理由

さて、昨日のエントリーでは、財政再建派の主張である、増税と歳出削減はどちらも企業・家計からマネーを奪い、しかも現在のデフレ状況での増税は、借金返済という目的すら達成できないことを指摘しました。昨日も示したように、国家財政は、最も簡単に図示…

「今、財政再建」の何が問題なのか

今朝の日経新聞大機小機欄で、財政再建こそ最大の国益と題して財政再建派のコラムニスト氏が持論を展開されています。 財政再建派と呼ばれる人々の典型的な考え方と思われるこのコラムについて考えてみたいと思います。 なお、記事の中の注釈は、コラムニス…

日本ではなぜ消費税増税がデフレを持続させるのか

前々回(消費税・世論調査と税収の推移)、前回(消費税アップで税収が減ったのは減税のせい?)のエントリーで、1997年の消費税増税以降、日本はデフレ*1に陥り、税収が減ったことを書きました。 それに対しある方から、「たった一度の消費税アップがなぜ1…

消費税アップで税収が減ったのは減税のせい?

(前の記事)消費税・世論調査と税収の推移から続く 昨日、消費税・世論調査と税収の推移でデフレ気味のところで消費税を上げると税収が減る、という話を書いたところ、複数の方から、消費税アップと同時に特別減税が行われたので、他の税収が減るのはそのせ…

消費税・世論調査と税収の推移

2012年5月8日から消費増税関連法案の国会審議が始まりました。これにちなみ、2年前の参議院選で当時の菅直人首相がマニフェストにはない消費税増税を掲げて以降の消費税に対する世論調査の結果を図1にまとめてみました。 図1 消費税増税に対する世論調査…

日本では税収が歳出の半分にも満たない中、消費税増税議論が盛んになってきました。

財務省HPにも消費税増税したら税収総額が減るというグラフが出ている *1など、消費税増税には疑問は尽きませんがこの点は今日は置いておき、財源はデフレ自身にあるのでは、という「奇説」を述べ、皆様のご批判を仰ぎたいと思います。1.不換紙幣で、「紙幣…

日銀券ルール 賛否両論から見えること

8日の読売など各社より、日銀による国債保有残高が銀行券残高を初めて超えるという試算が報道されています。 日銀保有国債92兆円(2012年5月9日 読売新聞) 日本銀行は8日、4月に決めた追加金融緩和に伴って長期国債の買い入れを増やすため、今年12月…

「超入門」日銀版失敗の本質

最近、「超入門」失敗の本質という本がベストセラーとなっています。 昨年、終戦の日に元ネタの「失敗の本質」を読んで、日本軍と日銀が同様の失敗を繰り返していることを実感して書いた要約を再掲したいと思います。(2011年8月15日記)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− …

そこまで言って委員会でオープンになった、消費税を巡る今後の政局

首都圏以外で5月6日放送の「そこまで言って委員会」では、消費税を巡る今後の政局について、三宅久之氏、宮崎哲弥氏らレギュラーメンバーの他に、元共産党・筆坂秀世氏、自民党・鴻池祥肇元氏、そして民主党・小沢一郎氏の元秘書、石川知裕氏らが討論を繰…

「サルでも分かる化」して複雑な問題を解く方法

ここ何回か、「サルでも分かる…」と題したエントリーを続ています。 サルでもわかる、と題してはいますが、元の問題はいずれも相当な難題で、真の意味ではサルでも分かるところまで持っていくのは困難です。 ただ、相当な難題をまあまあの課題にまでする手段…

サルでもわかる日本国債の不安を除く方法

最近欧州危機が再燃の兆しを見せるなか、日本もギリシャ化する、いや日本はギリシャ以上にひどい状況で、改革は待ったなしだ、などいろいろ議論されています。 今回は日本国債の積み上がりを抑えるためには何が有効で何は有効でないかを考えてみましょう。 …

サルでもわかる水と金の価値の違い

今日は 「価値」というものについて検討してみたいと思います。 水を飲めばおいしい、リンゴも食べればおいしい。これらはサルでも十分わかる価値です。 これらは生物的な価値といえるでしょう。*1は、少し考えればわかるようにそのもの自身に固有ではなく、…

サルでも分かる、増える自殺と財務省日銀の関係

今朝の日経では、日本の自殺大国ぶりが報じられています。 「自殺考えたことがある」4人に1人 20〜50代、内閣府調査 日経2012/5/2 5:00 内閣府は2日、自殺に関する成人の意識調査の結果を公表した。「自殺したいと思ったことがある」と答えた人は23.4%に…