シェイブテイル日記2

シェイブテイル日記をこちらに引っ越しました。

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

政府紙幣を使って、首都圏直下型地震に備えよ

最近、首都圏での直下型地震の話題が広がっています。 首都圏でM7級の直下型地震が4年以内に70%の確率で起きる可能性があるというのです。 【1月24日 AFP】東京大学地震研究所は23日、首都圏でマグニチュード(M)7級の直下型地震が4年以内に70%の確率で起…

そこまで言って委員会 増税止むなし派はなんと主張したか(2)

辛坊治郎 「(リフレ政策を聞いて)んー、ではそれだけで日本の経済が強くなるかといえば…」宮崎・勝谷同時に「いやそれはまた別の問題!」辛坊 「じゃぁ、全て日銀に押し付けて、政治家はやることはないのか、と」 「(日銀法改正問題について)現在では中央銀…

そこまで言って委員会 増税止むなし派はなんと主張したか

昨日のそこまで言って委員会で、リフレ派の上念司氏が増税不可避派の辛坊氏を論破した、というエントリーを書いたところ、増税不可避派の意見も公平に書いて欲しい、というコメントを複数いただきましたので、今日は増税不可避派の三宅久之氏と辛坊治郎氏の…

そこまで言って委員会で上念司氏が増税推進・日本破綻不可避論者の辛坊氏を論破

今日の「そこまで言って委員会」はリフレ派の論客、上念司氏がゲスト出演し、大変面白い議論を展開してくれました。 司会者としては著しく偏った増税推進・日本破綻不可避論者の辛坊氏とのやり取りも大変見ものでした。(ナレーション) リフレ派、高橋洋一…

円高の正体、デフレの”真の”正体

報道によれば、日本は3年連続のデフレとか。 消費者物価、3年連続下落 デフレ脱却、道険しく 産経ニュース2012.1.28 08:05 昨年の全国消費者物価指数が3年連続のマイナスとなり、デフレ脱却の道のりが険しいことが印象づけられた。背景には、円高などで収…

日銀もそろそろ2%以上のインフレ目標政策を掲げ、「増歩」でもいいからインフレ転換を図れ

昨日のメディアは大きなニュースを伝えています。 【ワシントン=岡田章裕】米連邦準備制度理事会(FRB)は25日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、事実上のゼロ金利政策を少なくとも2014年終盤まで継続する方針を決めた。 政策運営の透明性…

(減価する)地域通貨参考パンフレット(無料版)

地域通貨に関心がある地方自治体やNPO団体は数多くあります。 その中のひとつ、「地域通貨おうみ」というNPO団体がありまして、そのウェブサイト内によくまとまった地域通貨参考文献がアップされています。 ダウンロードしたPDFファイルはこちら「地域通貨と…

シェイブテイル日記のキーワード(1)

デフレ日本について深掘りしてきたこのシェイブテイル日記。 過去の記事の中で「GDPデフレータ」を含む記事を抽出しました。 記事にはシェイブテイル以外の方のものも含まれます。 デフレ日本を考えるための参考になれば幸いです。 ↓ GDPデフレータを含むブ…

舌下減感作療法

一昨日の『死ぬ必要がない病気』は筆者個人の単なるつぶやきのつもりが、意外に多くの方(医療関係者?)の賛同が得られたようで、「望外の喜び」というやつでした(笑)。 筆者が多数の「医療関係ネタ」を持っているわけではないですが(苦笑)、吸入ステロ…

「欧州発大恐慌」と「日本国債売り崩し」

時々、あるいはしばしば、このブログを訪れていただいている方はこのブログのテーマがマクロ経済、とりわけ日銀デフレ、財務省による消費税上げの影響に大きなウエイトを置いていることをご存知かと思います。 マクロ経済学者でもない筆者がこれらのテーマに…

「人は静かに狂っていく」こととデフレ格差日本

ツイッターで、akaya625さまから『なんかこう、マクロで見ちゃうと問題点がズレる気がしてならない。うつ、ってはっきりと診断して断言できる医者がどれだけいるのかも疑問』というコメントをいただきました。 昨日の2番目の うつ病についてのエントリー に…

死ぬ必要がない病気(3) アルツハイマー病

タイトルがちょっとちがうのですが、広い意味で「アタマが」死ぬ必要がない病気、ということでご容赦を。これまでもアルツハイマー病の薬というのはいくつかありました。たとえばエーザイが開発したアリセプト。 その他にも、ガランタミン、リバスチグミン、…

死ぬ必要がない病気(2)

喘息を取り上げたついで、といってはなんですが、次に取り上げたいのが「うつ病」です。 これは明確に断じることはある意味危険なテーマではあります。あくまでも筆者シェイブテイルの意見ということで参考にしていただければと思います。以前筆者は下に参考…

死ぬ必要がない病気(1)

今回は経済とは全く関係がないお話です。 最近、筆者の知り合いの親戚が、喘息で亡くなったそうです。 まだ若い方だったので、亡くなった方の家族は悲痛だったということでした。古い話になりますが、テレサ・テンという歌手がいてかなりの人気でしたが、あ…

国会議員定数削減の意義

現在国会では国会議員80名削減問題が熱く議論されています。 削減すれば、55億円の年間予算が削減されるとか。 それは、大事な話だ。なんて思っている人は算数能力に問題あり、です。 なぜか。今の国の長期債務は1000兆円に近い額で、毎年30兆円以上純増して…

日銀の政策がデフレターゲティング政策であることの証明データ

【要約】 日本の物価を消費者物価指数(CPI)で測定し、精密にCPI=0%を維持している日銀。 しかしそのCPIは本当に正しい指標なのでしょうか。昨年末発表された政府経済見通しでは、消費者物価指数(CPI)の僅かな上昇を見込むとの報道がなされています。 1…

地域通貨と「紙幣類似証券取締法」の関係

こんな記事がありました。 自分用のメモですが。留辺蘂町の地域通貨を現行法で容認へ 2003/04/28 - 構造改革特区では認定されなかった「留辺蘂町(るべしべちょう)地域通貨特区」が現行法の下で容認される見通しとなった。商品券は1度限りの流通しか認めら…

高橋洋一氏「大阪市は地域通貨を発行すればいい」

高橋洋一氏が、「大阪市は地域通貨を発行すればいい」と講演で語ったとか。 確かにそりゃいいですね。 今一番注目されている地域で、ピンポントでデフレを脱却したら白川さんどんな顔するかwhttp://www.k2o.co.jp/blog2/2011/12/post-625.php

マイナス金利を持っていた通貨

【要約】歴史上、マイナス金利を持つ通貨はヴェルグルの奇跡と謳われる、「ゲゼルの自由貨幣理論」に基づくものだけではありませんでした。 それらのマイナス金利がどのような経済行動を引き起こしたかを見てみましょう。エコマネーの新世紀(加藤敏春,2001 …

「生産力本位説」の経済史的解釈

【要約】 昨日書きました「生産力本位制」*1自身は、シェイブテイルオリジナル(?)なのか、”生産力本位制”でググッても殆ど出てきません。*2 それでは荒唐無稽か、といえば、近い概念は経済学の揺籃期からあるのでした。 それは労働価値説です。 労働価値…

シェイブテイル版お金の本質−日本はなぜデフレなのか−

お金とは何でしょうか。 かならずしも金(gold)に裏付けられたものでないことははっきりしています。 人によっては土地が裏付けという主張(ハイパーインフレ期の後のドイツ「レンテンマルク(Rentenmark) 」など)*1、国債本位という主張*2などもあります。 …

減価する地域通貨に関するななみのゆう氏とのディベート

デフレ脱却に関心が強いななみのゆう氏と筆者シェイブテイルです。 ななみのゆう氏は「お金を配れば日本復活」の著者です。 ただ、脱却手段としてななみのゆう氏は国債大量発行が有力と考え、シェイブテイルは減価マネーが有力選択肢という違いがあります。 …

 IMF World Economic Outlook Database の使い方

【おまけネタ】 昨日のエントリーでは、IMF World Economic Outlook Database (2011APL版)を活用して、日銀のデフレ政策について書きました。 今日はおまけネタとして、IMF World Economic Outlook Databaseの使い方をご紹介しましょう。まず http://www.i…

abz2010とのディベート(2)

筆者は、2011-12-10付けエントリーで次のような長期債務に関する経済モデルについて考察しました。 これに関するabz2010氏とのディベートの続きです。 図1は日本の現状を非常に単純化し、 ・日本の長期債務は全て国債の形をとっている ・国債は、全て国内で…

消費税増税論議− 「大新聞は国民の敵」 (2011-09-04再掲)

【要約】 ・野田新首相が財務省のロボット化していることはよく知られています。 ・大新聞が財務省に対する大政翼賛会状態になっていることと、財務省の誘導手法について週刊ポスト(平成22年7月26日)には興味深い記事が載っていました。(以下引用)────────…

減価する地域通貨に関する参考文献

先日書いた減価する地域通貨についてのエントリーに対し、減価する通貨に関する情報が欲しいとのお話がありましたので、参考文献を記します。 減価通貨について論じた書籍は少ないですが、有名なところでは「エンデの遺言」NHK出版 (2000)・ 「エンデの警告…

ある長期債務モデルに関するabz2010氏とのディベート

筆者は、2011-12-10付けエントリーで次のような長期債務に関する経済モデルについて考察しました。 図1は日本の現状を非常に単純化し、 ・日本の長期債務は全て国債の形をとっている ・国債は、全て国内で消化されており、その原資は国民(非金融部門)の預…

消費税に対し日本商工会議所はどう捉えているのか

先日のエントリー「日本商工会議所こそ消費税増税問題のカギを握っている」で、日商の見解を質す問合せを入れたことを書きましたが、今日日商の事務局の方から電話を貰いました。事務局の人(以下「事」)「シェイブテイルさんですか?」 シェイブテイル(以…

選挙までには欲しい財務相子飼い派との対立軸政党

日経新聞は野党自民党の谷垣総裁の消費税と選挙についてこう報じています。 選挙後の連立組み替え容認 谷垣氏 日経 2012/1/10 20:38 【ハノイ=共同】自民党の谷垣禎一総裁は10日、衆院解散・総選挙後の連立組み替えについて「選挙の結果を受け、これでは政…

消費税の輸出戻し税はダブルスタンダード税制?

【要約】 昨日8日に書いたエントリーと同じく消費税の輸出戻し税についてです。*1 少々わかりにくいこの話を2つのアプローチに切り口を整理して考えてみましたが、どちらから考えてもヘンでした。昨日取り上げました消費税の輸出戻し税について結局結論は同…