シェイブテイル日記2

シェイブテイル日記をこちらに引っ越しました。

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日本国債は危ないか、日本国債を危うくするものは誰か(2)

【要約】 ・財務省のHPで日本の財政を考えるというサイトでは現状を放置することの危険が説かれています。 ・ただ、同じ財務省でも海外格付け会社向けの意見書では少々トーンが異なるようです。 2回前のエントリー「日本国債は危ないか、日本国債を危うくす…

日銀・財務省による日本経済桂剥き効果

【要約】 政府(財務省)による消費税アップと、日銀によるCPI=0%維持政策。これらが相乗的にデフレを維持させる効果について考察してみました。このブログでは、デフレ下に消費税を増税すると、デフレが悪化して景気が落ち込むことを再三指摘しております。*1…

日本国債は危ないか、日本国債を危うくするものは誰か

【要約】 ・日本国債の置かれた状況はギリシャ国債とは大きく異なっています。 ・日本国債について考えるにはその保有者割合を調べることも有用です。 ・米国国債と日本国債の保有者の違いを見ると、今後日本がとるべき道が見えてきます。前回のエントリーで…

 「2020年、日本は破綻する日」のトンデモ度

【要約】 ・明治大学教授・畑農鋭矢氏が、日米欧の財政問題の論点整理に有用と紹介している小黒一正著「2020年、日本が破綻する日」の論点を整理してみました。 ・その結果、この本は議論に粗雑な点が目立ちました。今日9月11日の日経新聞朝刊で、明治大学教…

ギリシャと日本の国債は同列?

【要約】 ・ギリシャ国債はいよいよ破綻の様相を強めています。 ・だからといって日本国債も危険な状態、というには両国の経済環境には大きな違いがあります。ギリシャ国債の破綻リスクが改めて認識され、欧州の金融債とソブリン債の保証コストは急上昇して…

消費税増税論議− 「大新聞は国民の敵」 

野田新首相が財務省のロボット化していることはよく知られています。 大新聞はいつから増税大政翼賛会となったのでしょうか。週刊ポスト(平成22年7月26日)には興味深い記事が載っていました。(以下引用)─────────────────── 大新聞は国民の敵だ 「消費税増…

デフレ不況脱却策−マネタリストとケインジアンのどちらが正しい?

【要約】 ・デフレ脱却・景気回復には、構造改革派とケインジアン型とマネタリスト型の3種の政策が主張されています。 ・筆者はこれらの政策それぞれ単独ではデフレ脱却は困難と捉えています。デフレを2年以上の物価下落というIMFの定義に従えば、日本では'…

次の選挙ではみんなの党が第一党、共産党が第二党?

今日は、安住淳氏が財務大臣と市場に伝わると、株価は150円ほど下押ししたようです。増税一直線首相や、財務まるっきり知らぬ財務大臣らがデフレ下で増税するなら、97年から現在に至る橋本龍太郎不況を加速します。 それを知っているはずのリフレ派民主党議…