シェイブテイル日記2

シェイブテイル日記をこちらに引っ越しました。

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

グーグル節税法にみる日経新聞の読み方

今朝の日経新聞では1面でグローバル企業・グーグルの節税法について書かれています。 企業と国、奪い合う富 国境またぐ節税拡大 2013/6/30付日経新聞 米アップルや米グーグル……。グローバルに活動する巨大企業の納税額の少なさに批判が集まっている。実際、…

江戸時代の「財政ファイナンス」で何が起きたか

政府・日銀はこの2,3年内でのデフレ脱却を目指し、三本の矢、アベノミクスと称していくつもの政策を打ち出しています。現在のところ、5月の消費者物価指数(CPI、2010年=100)は生鮮食品を除くベースで100.0となり、前年同月に比べ横ばいまで上がっ…

日銀による株式目標政策の可能性

昨日来Twitterで、リフレ派のMさんと議論をしています。 ちょっとヒートアップする場面もあったのですが、再び冷静な議論が続けれれるのがMさんの立派なところです。さて、その議論の中で インフレ目標と長期国債買い入れで期待インフレ率は上がる 期待イン…

量的緩和期のMB・MS・物価の関連性

「日銀がマネタリーベースを積み上げていけば、マネーストックが増え、ついには物価が上がる。」 リフレ派ではおなじみの理論です。 現在の黒田日銀もその考え方に沿い異次元緩和と称して多額のマネタリーベースを積み上げつつあります。その額、5月末で157…

「デフレ脱却は危ない」はここがオカシイ

最近書かれた「デフレ脱却は危ない−アベノミクスのジレンマ」(高橋淳二著)という本。 「デフレ脱却は危ない」はどこが危ない? - シェイブテイル日記はてなブックマーク - 「デフレ脱却は危ない」はどこが危ない? - シェイブテイル日記 公認会計士という著…

「デフレ脱却は危ない」はここがオカシイ

最近、「デフレ脱却は危ない−アベノミクスのジレンマ」(高橋淳二著)という本を図書館で借りて読んでいます。 高橋淳二氏は公認会計士が本職だそうですが、この本は反アベノミクス、当然反リフレ、という本です。ただ、一部御用学者の方たちの手になるような…

長期金利上昇による国債費増は取るに足らない

【工事中】 ご迷惑をおかけしております。肝心部分のロジックがヘンでした。 m(_ _)m

アベノミクスとマンデル=フレミングの呪い

株価が大きく下げています。大きく上げたリバウンドとしては大きすぎるし、6月決算のヘッジファンドの換金売りにしては遅すぎます。 岩田規久男日銀副総裁の考える物価上昇経路からすると、株価が下落する局面はデフレ脱却を目指すアベノミクスの大きな障害…

安倍首相、八方美人ではデフレ脱却は不可能です

5日の講演で成長戦略を語る安倍首相 今日5日は安倍首相による内外情勢調査会での講演の後に株価が乱高下した日でした。 講演中の12時半、一旦株価は上昇するも、その直後から暴落、講演中の高値から講演後の安値まで3時間半で800円以上の下げを演じました。 …

みんなの党国家公務員5万人削減案は良策か

昨日の報道によれば、みんなの党は次の参議院選の公約として国家公務員5万人削減を掲げるようです。 国家公務員を5万人削減、みんな参院選公約 2013年6月2日08時54分 読売新聞 みんなの党の参院選公約の原案が明らかになった。 行財政改革のため5万人の国…

最近のスティグリッツ氏発言からみる日経新聞の読み方

安倍政権の経済政策「アベノミクス」が日本経済の再生や世界経済の発展に果たす役割を議論する国際会議が、5月30〜31日の日程で東京都内で開かれました。 この会議には2001年にノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッツ氏も参加しました…

日本の物価誤差が正された時、歳出はどうなるのか

日本で物価指数として重視されている総務省方式の消費者物価指数(CPI)と、東大物価指数。 両者の差は、先に述べた通り年率0.6%です。 CPIはともかく東大物価指数はまだマイナス - シェイブテイル日記 大した差ではない、ですって? ところがそうでもないの…

CPIはともかく東大物価指数はまだマイナス

今朝の日経新聞では消費者物価に上昇の兆しが出ていると報じています。 消費者物価、上昇の兆し 家電の値下がり一服 5月指数 都区部、プラスに転換 日経新聞 2013年6月1日 消費者物価に上昇の兆しが出てきた。総務省が31日発表した消費者物価指数(CPI、…