採算性と永続性

民主党議員が自党のマニフェストの擁護に懸命のようです。

○最低賃金1000円
貰う立場なら、時給700円が1000円になるなら、良いに決まっています。
しかし、時給を5割り増しにすれば、売上も5割り増しになるっていうカラクリでも考えない限り、売上一定で、パート・アルバイトの人件費だけ5割り増しなら、企業はやっていけないでしょう。
ちょっと考えれば分かりそうなもんです。

○高速道路無料化
高速道路の常時渋滞と、高速道路非利用者から利用者への所得移転が引き起こされるが、それで一体何がしたいのかわかりません。　もし景気対策というのなら、高速道路の無料化をした場合としなかった場合の採算性の比較をして欲しいと思います。

○子供手当てと高校無料化
毎年必要となる3兆円以上の財源確保に四苦八苦し、挙句に赤字国債に頼るようであれば、恒久的な政策としては根付かないでしょう。

民主党政権には、政策を立案する際にもう少し採算性と永続性という視点からの検討をお願いしたいところです。