政策の優先度
政権交代が実現した。
55年体制がようやく終焉を迎え、時代にあった政策を考え、実施する素地が出来た。
だが、今の民主党のマニフェストを見ると、政策の意図が見えづらく、「大衆迎合的」としかいえない政策も少なくない(例えば、高速道路無料化)。 国と地方合わせて1000兆円を超すとも言われる長期債務がある中、優先度の高い政策といえるのだろうか。
と、前置きが長くなったが、今の日本で優先度の高い政策とは一体何だろうか。
・国の歳入は、国債などの将来からの所得移転を除けば、法人・個人の生産した付加価値の一部を配分した、税金で賄われる。
→ 民間の付加価値生産性を向上させる景気対策>財政問題
・少子高齢化は、将来の財政問題とも言い換えることが出来る
→現在の財政問題>将来の財政問題(少子高齢化)
・政府の意思決定問題は、現在や将来の財政問題の原因のひとつだが、それが全てではない
→将来の財政問題(少子高齢化)>政府の意思決定問題
・道州制などの地方分権問題は、中央政府と地方政府間の意思決定問題の一部
→政府の意思決定問題>地方分権
・(低い)食料自給率は安全保障問題の一部(食料安全保障)。
南北に長い日本の食糧供給は、地方の実情に合った方策を選ぶべき。
→地方分権>食料自給率(食料安全保障)問題
・国防問題は、周辺国との二国間関係を見ると最大の問題が北朝鮮問題だが、北朝鮮と戦争状態に入っても万に一つも負ける可能性はない。
→食料自給率(食料安全保障)問題>外交・国防・平和
と言ったわけで、以後、以下のような順に政策全般を考えて行きたい。
?景気対策
景気刺激
高速道路無料化
個人消費
雇用
経済格差
失業率
?財政
税制(消費税、減税、増税)
特別会計
シニョリッジ
天下り(特別会計)
年金問題
?政府の意思決定
官僚依存脱却
?食料自給率
農業問題
蛇足ですが、?番目の優先度の問題にしか関心がない政党が、与党の中にいるようです。
なんなんだか。