シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

歴代首相の器ヒートマップ

最近の内閣支持率調査では第二次安倍内閣の支持率は70%を超えてきているようです。
今後の経済運営の進め方次第では長期政権となる可能性もありそうです。

 ところで、「首相の器」とは何なのでしょうか。

 筆者は首相の器とは(1)リーダーシップつまりブレのなさ、(2)国民への目線つまり慈しみ、そして(3)その時代に合ったマクロ経済への理解力なのではないかと考えます。

 1964年に首相に就任した佐藤栄作氏から現在の安倍晋三氏(第二次)までの25人*1をこれら3項目で評価してみました(図1)。

首相の器とはブレのなさ・慈しみ
そしてマクロ経済理解力だ


図1 歴代首相の「器」ヒートマップ
首相の器を、ブレのなさ(リーダーシップ)、慈しみ(国民目線)、マクロ経済理解力の3項目
で評価した(評価点数は筆者による)。
評価点は各項目10点満点、総合は3項目の平均値を100点満点に変換。

こうして3項目でヒートマップを作って歴代首相の器を"測定"してみますと、こんな傾向が浮かび上がってきます。

1)経済好調だった時代は、マクロ経済理解が高めにみえ、その結果、首相の器も高く評価される傾向がある。
2)首相になる人はさすがに主張にブレのない人は少なくないが、国民への慈しみの心があり、更にマクロ経済への理解力まで揃うとなると急に数が減る。
3)首相でブレない人は当初は人気があり、首相でもブレた人というのは、偶然の産物として首相になった人物が少なくない。
4)慈しみ(国民目線)とは、自らの施策を国民にプラスになっているかで見直す度量にもつながり、例えば出身組織のために働く首相や、イデオロギー型首相は、慈しみ評価が低い。
5)デフレ経済の中では、第一次安倍内閣を含めても、デフレに対応できるマクロ経済理解力のある首相は第二次安倍内閣以前にはなかった。

 こうしてみますと、安倍首相は歴代首相の中でも大首相の資質がありそうですね。

 逆に言えば、今後も首相の座を密かに狙う政治家の方には、ご自身に不足している資質をもっと磨けば、首相の座に就き、なおかつ大首相と評価されることも不可能ではないと思うのです。
 まだ若い政治家でも、地元に利益誘導して偉くなろう、などと考えているヒマがあれば、マクロ経済の最初に書かれているGDPとは何か、つまりどうすればGDPが増え、何をやれば逆に減るのかをちゃんと理解する方が、先々につながるのではないでしょうか。

*1:安倍氏は第一次と第二次を別にしました。