シェイブテイル日記2

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日本が無税国家になっては悪いのか

無税国家。いい響きの言葉。
全然OKじゃないの。
あなたが「無税国家は実現しにくい。だから非現実的」といいたいことは、まぁわかるけれど。

でも。
ブルネイなどは原油で無税国家。
モナコはカジノでで超低税率国家。
シンガポールは交易で超低税率国家。
アイルランドは国家方針として低法人国家。

条件があって、政府のやる気があれば、無税国家や低税率国家は世界に多数実存するんだよね。

だから。「税率が高税率がいいに決まっている」なんて訳知り顔で言うのはバカな話。
「今後、日本は高税率でなければ破綻する」なんていうのは奇想天外な妄想だ。

逆に、それこそ今のデフレだったら、日本は無税国家にしやすい国
それはなぜか。 デフレで失業者や遊休設備投資が多数あるから。

単にプリンティングマネーを印刷する。
給付金などで消費性向の高い人達にそれを配る。
すると失業者や遊休設備が稼働を開始する。 
景気が良くなる。お金が回る。
そうすれば税収が急増する(税収弾性値が3-4)。
政府債務/名目GDP比は下がっていくよね。
いいことずくめじゃない?

勿論マイルドインフレ・高インフレなのに、デフレギャップがなくてもプリンティングマネーをやればいきなり高インフレ。デフレでない日本以外の国では通貨発行益での繁栄は夢物語。

つまりデフレという不景気自身がここ20年蓄積された日本固有の資源になっているんだね。 世界の垂涎の的。

「日本を無税国家に」論、奇説どころか正論だよ。 
増税不可避論が良いなんていうような訳知り顔の思考停止の御用学者が唱える「増税不可避論」こそが日本亡国論なんだよね。


実在する無税国家ブルネイ

歳入9割は石油関連・税外収入など。
一般国民課税はゼロ。
紙幣をすればインフレになるまでは日本もブルネイのように。