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民主党は今何を再生すべきなのか

2日の日経電子版では、民主党での、衆議院選総括に関する記事が載っています。

民主、衆院選総括に着手 3月に党大会で報告  
 日経新聞2013/1/2 22:41  
民主党は惨敗した先の衆院選の総括に着手する。海江田万里代表を本部長とする「党再生本部」で、選挙の敗因のほか、3年3カ月の政権運営のあり方やマニフェスト政権公約)についても検証する。3月に予定する党大会で報告し、今夏の参院選への反転攻勢につなげる考えだ。

 再生本部の下部に作業チームを設置。トップには横路孝弘衆院議長が就任する見通しだ。山口二郎北大教授ら有識者も交えて議論する。有識者や党所属の国会議員だけでなく、落選者や過去に民主党を離党した議員からも意見を聴取することを検討している。

 衆院選総括は「党再生に向けて避けて通れないステップ」(幹部)との位置づけで、例年1月に開く党大会は3月に延期し、総括を優先する方向だ。

これから民主党で作られようとしているのは、「民主党再生本部」。
かたや、自民党が作っているのは「日本経済再生本部」。

海江田さん。これじゃぁ、次の参議院選でも勝負にならないとは思いませんか。

国民が国会議員に求めることは、自分たちの生活を具体的に良くしてくれることではないでしょうか。
それがはっきりしないうちは図1のように、求めるリーダー像も揺れ動くでしょう。

図1 アンケートにみる「首相にふさわしい人」
この半年間というわずかな間にも、アンケートでの「首相にふさわしい人」ランキングは大きく変化している。 

しかし、安倍晋三首相がまずは日本経済の再生一本に的を絞って努力し、その言動により、3日現在87円台の円安、1万400円台の株高*1にまで引き上げたことを嬉しく思う国民は少なくないでしょう。
逆に言えば、国民の生活にプラスに動くことが実感できれば、民主党にだって支持はまた戻るかもしれません。

海江田さんが党の再生を願うなら、まず経済の勉強をしましょうよ。

なぜ日本では円高が続いたのか。なぜ株安が続いたのか。
なぜ日本国債が積み上がったのか。消費増税すれば景気は良くなるのか悪くなるのか。
こういった基本的なところをしっかり押さえていけば、党内でも日本経済を良くするための有意義な議論ができるのでは。

主張は与党自民党の批判をするだけ、関心は国会議員で居ること、なんていう野党など、存在意義がないとは思いませんか、海江田さん。

*1:CME日経先物では1万700円台