シェイブテイル日記2

シェイブテイル日記をこちらに引っ越しました。

さあ、ディベートをしましょう!

ディベート」というのはウィキペディアでも指摘されているように、日本では広義・狭義いくつかの意味合いで使われています。

ディベート(debate)とは、ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論することをいう(広義のディベート)。討論(会)とも呼ばれている。

ディベートは、厳密にはディスカッション(discussion)や単なる議論とは異なるものであるが、一般にはこれらの区別なく「ディベート」ないし「討論」と呼ばれることが多い(最広義のディベート)。この語法は既に定着している感すらあるが、誤った使い方であるとの見方も根強い。

様々な教育目的のために行われる教育ディベート(academic debate)が、単に「ディベート」と呼ばれることもある(狭義のディベート)。特に、教育ディベート関係者の間では、「ディベート」といえば通常は教育ディベートを指す。

教育ディベートでは、その多くが説得力を競い合う競技の形で行われる。競技として行われるディベートを競技ディベート(competitive debate)という(最狭義のディベート)。多くの異なったスタイルがあり、目的に応じて選択される。

狭義の教育ディベートというのは我々日本人には馴染みが薄いのですが、今の自分の考えが白、相手が黒だとしても、それとは無関係に、自分が黒、相手は白の立場でさえ、主張を組み立てて議論したりしますが、本日は普通のディスカッションとほぼ同義の広義ディベートをみなさまと楽しみましょう。 

なぜここで普通に討論・ディスカッションしましょう、と敢えて言わないのか、といえば前述の朱子学云々との関係から、日本人は討論で空気を読むこと(組織・体系を乱さないこと)が討論自身より重視される傾向が高いため、「勝敗は敢えてつけないのが大人の日本人」といった空気()が強いためです。顔が見えないウェブ上でまで、息苦しい「朱子学的な常識」はよしましょうよw

さて本題です。
アベノミクスにより、どうやら「日本の民間にマネーを増やせばデフレ脱却して国民がハッピーになれる」というところまでは国民の常識となったようです。 問題はその達成手段です。

少し考えても、実際政府が着手しているように
A.黒田日銀のように、大量の日本国債を買い上げ、日銀券を銀行の当座預金に積み上げる
Aのバリエーションとしては、
A2.購入対象を日本国債主体からもっと多様化する もあるかもしれませんね。
B.公共投資を中心に財政政策を実施し、民間にマネーを渡す
C.年金資金、120兆円を抱えるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の改革 


また、今の安倍政権・黒田日銀は否定的な政策としては
D.消費税が国内消費を冷やすので、消費税増税を凍結または減税する
E.国会決議を経た後、黒田日銀と安倍政権が連携して、新発国債を日銀が直接引受けして財政政策を実施する
 
もあるでしょうし、まだ書かれていない
F.その他  もあるかもしれませんね。

さて、これらの中には同時に実施可能な組み合わせもありますが、
過去の経緯も踏まえた現時点として「現代日本経済のデフレ脱却手段として、最善、つまり現実的でかつ効果的なものはどれでしょう。またその理由は?」というお題でみなさまのご意見をコメント欄にお願いしたいと思います。

ある在日エジプト人によれば、「アラブ人の常識では、間違っていてもまず自分の意見を言うのが正しい態度」だそうで。
日本経済の今後を憂える読者様には、400年近く前の「林羅山朱子学の呪い()」がかかっていないことを期待しておりますw