シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

日本の政治家とアメリカのセネター(上院議員)の違い

【要約】
 日本の現状を打破するには、政治家個々の資質に期待するよりも、遠回りでも政治システムを変える必要があるのでは。

現在の日経新聞の最終面には元米国野村証券会長寺澤芳男氏の「私の履歴書」が連載されています。11月22日の連載記事を読んでいて、話の筋からは離れて「ちょっと面白いな」と思うことがありました。
(日経新聞'11.11.22朝刊)

 「宮沢さん。“罪万死に値す”と、私はあなたに通告せざるをえません」。政治家の演説だからオーバーな言い方はやむをえない。永田町独特の言い回しで気になったのは「……についてのご理解をたまわりたい」「……であると認識しているのであります」「何某のお訴えにお耳をお貸しください」。またやたらと難しい漢字を並べる。粛々と、不退転など。

 アメリカには議会中継だけを専門にしているケーブルテレビがある。私はアメリカの政治にとりたてて関心があったわけではなかったが、ひとたび見始めると我を忘れて2〜3時間たってしまう。議員の使う英語が正確でわかりやすいからである。アメリカでは勉強のよくできる少年がいると近所の人が言う、「あの子、将来セネター(上院議員)になれるかもしれないよ」。細川代表の事務所には「先生と言われるほどのばかでなし」と張ってあったが……。

 日本の政治家は、国会演説では難しい表現を使うが、米国の政治家は、正確でわかりやすい表現で国民に訴える。
 日本の政治家は、「先生と言われるほどのばかでなし」と言われる程度の存在で、米国の政治家は、「勉強のよくできる少年がいると近所の人が言う、あの子、将来セネター(上院議員)になれるかもしれないよ」と言われる。

 日本で優秀な子どものすすむ道としては、東大を出て財務省主計局を頂点とする霞ヶ関官僚になる、というのが典型ですが、米国では優秀だったら上院議員。
 日本では、国会議員世襲でなるにしても、地方議員からなるにしても、松下政経塾からなるにしても、バカであっても構わない。 アタマが良くないとなれないルートは国民ではなく、官僚代表として国会議員になるケース位でしょうか。

 筆者が不勉強なためにいい案があるわけではありませんが、現在のように消費税増税財務省案通り、TPPは経産省通り、米軍基地問題では外務省案通り、公約の公務員改革は事実上放棄といったような官僚主権の政治状況を見ると日本でも政治家になる条件として、「人並みの以上の知能があり、自分の言葉で語れる必要がある」、というような基準で政治システムの新たな構築が必要だと思います。


日本を代表する先生方

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