シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

海に面した日本の原子炉(軽水炉)とポスト・軽水炉の有力候補 

福島第一発電所事故は、人災という面も確かにあるものの、ウラン・軽水炉の限界もまた露呈しています。軽水炉は、発電量の2/3という多量の熱を廃熱として捨てることから、冷却水として海に面している必要があります。 今度の原発事故以前から、日本の海岸線の長さから見て原発軽水炉)の立地は日本では飽和しつつあるという議論もあるようです。

日本の原発:50基運転中、4基被災、14基新設予定(東電東通原発1号機は建設中)。出所・経産省
*日本原子力発電
それはさておき日本だけでなく、もし世界中で原発をやめた場合、電気を使わない生活を目指す場合を除き、代替発電法を求める必要があります。選択肢としては火力・自然エネルギーバイオマスなどが一般に想定されています。ただこれらにはそれぞれに欠点があります。
・火力発電を増やす…エネルギーコストの急上昇、CO2発生の急増
自然エネルギー発電を増やす…(風、太陽、地熱、波など)出力が一定しない、規模が小さい、コストが高いなどなど
バイオマス発電…多くの場合、食料価格高騰など
そう考えると選択肢は意外に少ないんですよね。  私はこの分野は素人ですが、
1.トリウム原子力 トリウム溶融塩炉発電は原発でも筋がいいように思います。特に津波のある日本で研究が進んでいないのが不思議なくらいです。
2.スイートソルガムバイオマス発電の一種) ヒトや家畜の食料との競合が少なく、強い植物であるスイートソルガム(イネ科のコウリャン)を使った発電 
3.マグネシウム発電 これもCO2を出さない火力として有力という意見もあるでしょうね。
これらはそれぞれ日本の電力の将来を担いうる有力候補だと思います。読者で詳しい方がいらっしゃれば、コメント欄ででもご教示ください。

(3月21日追記)仏造船大手DCNSは、原子炉を積載した筒状施設を海に沈めて発電し、沿岸に電力を供給する「海底原子力発電所」の開発計画を持っているそうですね。'16年開所を目指すとか。 確かに海中なら冷却が滞ることは考えられません。 燃料の出し入れの時だけ引き上げるのでしょうか。普段は海中にあるわけで、安全性も抜群です。海底ケーブルなどは十分確立された技術でしょうし、海底に設置するタイプの原子力発電所が今後の主流となる可能性はありますね。

海底原子力発電所 こりゃまるで原潜ですね!
仏造船大手DCNSは20日、原子炉を積載した筒状施設を海に沈めて発電し、沿岸に電力を供給する「海底原子力発電所」の開発計画を明らかにした。通常の原発より大幅にコストを抑制できるのが特徴で2013年の早い時期に試作機の建造に着手、16〜17年ごろの本格稼働開始を目指している。 「フレックスブルー」と名付けられた海底原発は、長さ約100メートル、直径12〜15メートルの筒状で、重さ1万2000トン、出力5万〜25万キロワット。沿岸から数キロ沖合の深さ60〜100メートルに沈めて陸上から遠隔操作し、海底ケーブルで送電する。(2011/01/21-時事ドットコムより)

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ウランからトリウムへ
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