シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

国民目線に立つ議員さんは立派だ

先日、知人の企業トップの仲介で、ある地方公共団体(都道府県クラス)の有力議員、城山氏(仮名)とお会いする機会があった。

実は城山氏とは4年ほど前にも、今回仲介された方と3人で会食し、その時には今で言えば「アベノミクス第一の矢が是非必要」という話をこちらからさせていただいた。

もっとも、当時はアベノミクスという言葉は存在せず、リフレ政策などという言葉も一般的ではなかったため、当然のことながら、殆ど理解して頂けなかったようだった。

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それから数年、アベノミクスは既に流行語と化し、今回の会合では城山氏の口から、「国では昨年春140兆だったマネタリーベース(MB)を2年で270兆に増やす計画になっている」とのレクチャーを頂いた。*1

氏によれば、今回お会いした日の翌日、第三の矢関係5.5兆円の使途につき、霞ヶ関付近で打ち合わせるのだとか。
 仲介された企業経営者によれば、その前を捉えて、議長は「数年前、確かアベノミクス的な話をしたような気がする」私と30分ほど会合したいというご要望とのことで、私がお忙しい中、議長に呼ばれたようだった。

ただ、城山議長のお話を傾聴するうち幾つかシェイブテイルとしてはこれは…、と思える理解をされていることに気がついた。
<以下が議長の主張、「 」がシェイブテイル。脚注は私の心の声です。>

日銀が市中銀行にMBを積み上げると、それが市民たちに配られる。これがいわゆるアベノミクス第一の矢だ。 *2

日本の企業、特に大企業は内部留保を貯めこみ過ぎている。その膨大なキャッシュを国民に還元させる必要がある。*3

そもそも、日本は外貨を貯めねばならない。つまり輸出産業があってこその日本。*4

これほど日本国債が積み上がったのはやはり社会保障、特に医療介護にお金が消えていったため。*5 

「先生、前回お会いした時から、随分と経済学の研鑽をされたんですねぇ。 失礼ながら、先生がMBの、将来の増加額まで諳んじていらっしゃるとは知りませんでした(脱帽)」「ところでマネタリーベースって言葉に似た言葉でマネーサプライとかマネーストックとか言うじゃないですか。MBとMSって違うものなんでしょうかね」

そこまでは知らないね。*6

いずれにせよ、現在は1400兆円ある家計の預貯金も今のように社会保障費に消えるようではどうしても消費税は避けて通れないことは断言できるね。 *7

「先生、今日は貴重なお時間をいただき、また難しい経済のレクチャーまで私ひとりに向けてしていただきありがとうございました。」「もしお時間が許せば、秘書の方などに私の書いた、シェイブテイル日記っていう拙いブログを読んでいただきその日記の間違いをただしていただければ、幸甚です。」

 ああ。明日の新幹線では時間があるから、かいつまんで見せて貰うよ。
−−−−−−(予定の30分を随分越えて会合が終了)

「先生、では東京出張、お気をつけて。」*8

三本の矢
まさかとは思うが、地方公共団体議員は東京出張されるたびに、ご進講という毒矢に射られ、
目が見えなくなったり、国民の声が聞こえなくなってきたなんてことはないのかとても心配。

*1:勿論当方が「そんなことは百も承知」などとは口が裂けても言えるような軽い相手ではないのでただただ頷くばかりだった。

*2:それってトリクルダウン理論? そもそも、日銀が国債を買った結果積み上がる予定の270兆円って国民にばら撒ける性質のカネだったっけ?

*3:内部留保って、皆キャッシュなの?初めて知った。やっぱエライ先生のレクチャーって勉強になるw

*4:あれ?日本は既に経常黒字が世界最大じゃなかったっけかな。それに輸出はGDPの2割もないんでは?

*5:医療介護でお金を使うと消えちゃいますか。それも浅学な私は知りませんでしたよ。お金が消えるのは借金が返済された時だとばかり勘違いしてました。

*6:そこまではって、MBは銀行のお金でMSって民間のお金でしょ。違いましたっけ。
例えばパチスロ屋さんがあって、そこのコインは、引き換えカードを使って次回まで持ち越し可能ならば、このパチスロ屋さんのコインとお客の引き換えカードがそれぞれ、銀行のMBと家計・企業のMSに相当してるんだもん。どれだけパチスロ屋さんにコインが鋳造されてうず高く山積みでも、パチスロ屋に通うお客に撒いてくれるわけではないのかも、でっせ。

*7:ねー先生ってば。ホントに家計の資産って実際減ってます? →NHKスペシャル「日本国債」の本当の問題 - シェイブテイル日記 NHKスペシャル「日本国債」の本当の問題 - シェイブテイル日記 図3参照

*8: