シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

壺算用と料金紛失

このブログも、たいがい堅い話が多いので、たまには柔らかい話題を。

次の2つの話、どこが変だかお分かりでしょうか。
ひとつは古典落語から、もうひとつは詐欺の材料となる話です…。

壺算用 *1
少し抜けた男、かみさんから、
「二荷入りの大きさの水がめを買ってこい」と、命じられる。

一人では持てないし、おまえさんは人間が甘くて買い物が下手だから、
兄貴分の源さんに一緒に行ってもらえと、これもかみさんのご指名なので、
交渉役に頼んで、二人で出かけていく。

源さんはなかなかシタタカ。
足元を見られないことが買い物のコツというわけで、早速おやじと戦闘開始。

なぜか、「一荷入りの小さい方はいくらだ」と聞くと、「勉強して二円五十銭。」
「じゃ勉強しないと」……「やっぱり二円五十銭。」

「同じじゃねえか」と、一つ食らわして、
「今日はこの男に頼まれて来たんだから、言い値で買ったのでは申し訳が立たない、商人は損して得取れで、これから先友達が瀬戸物を買う時にはきっとここへ連れてきて埋め合わせをするから、今日は二円に負けときねえ、負けてくれるな、ウン」、
と念押しまで一方的にしたから、おやじ、相手のペースにはまって、
「お買い物がお上手ですなあ、ようがす」、となる。

「決まったよ。おい、金出しな」「だって兄貴、一荷入りじゃ」「いいから出しとけ。おい二円、ここに置くぜ」

「黙って担いでいな、そうすりゃ、この一荷入りが二荷入りに化けるから」、
と何か企みがあるようで、左に曲がって左に曲がると、何のことはなく元の瀬戸物屋へ。

「おや、お忘れ物で」
「いやね、この野郎が間抜けだから、本当は二荷入りが欲しいんだとさ」

そこで再交渉。

「二荷入りは倍値だから、本来五円だが、さっき一荷入りを二円に値切ったので、その倍の四円」とさせた上で、
「狭い台所で二つあっても邪魔だから小さい方を元値で取ってくれ」
と源さん、おやじが承知すると
「さっき、二円渡したな。で、この一荷入りの水がめを二円で取ってもらう。てえと、二円と二円で四円。それでもの二荷入り水がめ、もらってくぜ」

おやじ、何だか変だと思ったが計算は合っているようなので、
へい、と答えてしまったが、どう考えてもおかしい。

「おいしっかりしなよ。算盤を持て。いいか、持ったらオレが渡した金二円、入れてみな。……取ってもらった一荷入りの水がめ、二円入れてみたら四円になるだろ」

当たり前で、いくらやっても四円。
客を閉め出し、腰を据えて何度計算しても四円。

しまいにおやじ、ベソをかいて、
「すいません、親方、前にお持ちになった一荷入りの水がめ、持って帰って下さいな」
「それがこっちの思う壺」

料金紛失

ある3人が食堂で食事をし、1人1000円ずつ合計3000円を払ったが店主が料金をサービスし、給仕に対し3人に500円を返すように命じた。

しかし給仕は3人に対して500円を返したのでは均等に分けることができないため、その500円から200円をこっそり盗んで自分のふところに入れ、均等に分けることのできる300円だけ客に返した。

300円を返してもらったから客3人が、それぞれ支払った金額は1000円から100円差し引いた900円になり、合計すると2700円になる。それに給仕が盗んだ200円を加えると2700 + 200 = 2900円となるが、差額の100円はどこにいったのだろうか。

これらふたつ、シェイブテイルも初めて聞いた時には暫く考えました(笑)。
どういう理屈でおかしいのかわかった方は、コメント欄かブコメでどうぞ。

ネットで検索、でも良いですが、自分で考えるのも味わいありますよ。