シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

米政府、1兆ドルコイン発行検討か

東京新聞では、オバマ米大統領が政府借り入れの法定上限(債務上限)をめぐる議会との交渉を回避する手段として、一兆ドルのプラチナ硬貨発行を検討していると報じています。

「財政の崖」第2幕 米大統領に奥の手 1兆ドル硬貨発行 債務の制約回避
【ワシントン=久留信一】オバマ米大統領が政府借り入れの法定上限(債務上限)をめぐる議会との交渉を回避する手段として、一兆ドル(約八十八兆円)のプラチナ硬貨発行を検討しているとの見方が広がっている。債務上限を、政府との財政赤字削減の交渉材料に利用しようとする野党共和党の動きを封じる狙いがある。

 記念硬貨発行を想定した連邦法の規定では、プラチナ硬貨は財務長官がデザインや額面を決定できる。政府が一兆ドル硬貨二枚を鋳造し、中央銀行連邦準備制度理事会FRB)に預ければ、二兆ドル分の歳出を決済することが可能だ。

 交渉回避の秘策として米紙ワシントン・ポストが提案。金融政策を担うFRBの権限を侵すとの指摘もあるが、財政運営を“人質”にした政治ゲームに批判的な国内世論は、硬貨発行を後押ししているようだ。

 二〇一一年夏には債務上限に対する共和党の強硬姿勢で、米国が債務不履行(デフォルト)の危機に直面。米国債が格下げに追い込まれたことがあり、経済専門家も「法的には問題ない」と支持する意見が増えている。

 大統領は昨年、政府が債務上限を自動的に引き上げられるようにする制度変更を議会に提案。五日のラジオ演説では「ツケを払うことで妥協するつもりはない」とあらためて強調し、「議会が上限引き上げを拒否すれば、世界経済は破滅の危機に陥る。危険なゲームを繰り返す余裕などない」と語った。

議会下院でティーパーティ(茶会)が財政の崖をめぐる与野党協議で、強硬に富裕層増税反対を唱えていることに業を煮やしての非常手段として、という色彩が濃いものの、「政府貨幣発行は財政マネタイズだから。」(だから何?)で思考停止してしまう日本のマスコミ・学者・中央銀行の発言を聞いていると、こうしたことを政府がちゃんと検討できる見識があることが羨ましく思えます。



1Tドル(1兆ドル)プラチナコイン?
写真出所:http://www.econbrowser.com/archives/2012/12/trillion_dollar.html *1

*1:小さく”Artist's conception: this is not a real coin! ”って書いてありますw