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 デフレを脱却しても実質成長率には影響がない?

(追記)
このエントリー若者よ、選挙に行って大儲けしよう 若者よ、選挙に行って大儲けしよう このエントリーをはてなブックマークに追加に関して、「デフレを脱却しても実質成長率には影響がないのでは?」というご意見をいただきました。
デフレを脱却すれば景気が向上するのは当たり前と思っているシェイブテイルにとっては逆に目からウロコのご意見です。
とりあえず、先進国での物価上昇率と実質GDP成長率の関係をみてみました(図3)。*1


図3 物価上昇率と実質成長率の関係
世界の先進国での1997年から2011年の間の14年間での
年平均物価上昇率GDPデフレータ:横軸)と実質成長率(実質GDP変化率)。
 左下のが日本、 がその他の先進国 *2。 

ご意見を頂いた方の考えでは、物価がインフレ転換しても、実質成長率は変わらない、ということですから、図中水平右向きの破線→を想定されていることになります。 とすると、これだけ独自技術を持つ日本が、マイルドインフレでも世界の先進国中、最低クラスの実質成長率*3しかないことになってしまいます。
 シェイブテイルはマイルドインフレに転換すれば、他の先進国の平均的な成長率2%は達成可能と思います(右上向き破線→)。
 であれば、名目ベースでは4-5%成長となりますね。どちらが正しいのか、マイルドインフレ転換すればすぐに答えは出ると思います。
 

【参考】
次の衆議院選についてはこちらも御覧ください…次の衆議院選で参考になること(1) 次の衆議院選で参考になること(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

*1:IMF WEO Oct.2012による

*2:オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマークフィンランド、フランス、ドイツ、アイスランドアイルランドイスラエル、イタリア、韓国、ルクセンブルク、オランダ、ニュージーランドノルウェーポルトガルサンマリノ、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国

*3:現在欧州危機の最中のイタリアクラス