シェイブテイル日記2

シェイブテイル日記をこちらに引っ越しました。

120年間なかった自己否定

余り、モロに政治ネタというのは扱いたくはないのですが、後々までも現在の状況だけは書き留めておきたいと思います。

私と同様の思いの、兵頭正俊氏‏という方が、元参議院議員平野貞夫氏の発言を引用してツイートしています。

兵頭正俊‏@hyodo_masatoshi 「「官僚支配の政治」を、「官僚の召使い政治」に堕落させたのが「菅首相」であり、「官僚政治池のヘドロ」で養殖された泥鰌が「野田首相」であった。その究極が6月15日の民・自・公3党による「消費税増税」と「社会保障改革の棚上げ」の合意であった」(平野貞夫

兵頭正俊‏@hyodo_masatoshi 「議会民主政治を崩壊させているのは、「国民会議」を設置して、有識者を参加させて基本問題を協議するという合意である。これは国民の代表である国会議員の責任を放棄するもので、120年のわが国議会史になかった自己否定合意である。この合意に署名した国会議員は直ちに辞職すべきだ」(平野貞夫

 確かに、過去の様々な政治状況を振り返ってみましても、

あるマニフェストを掲げて、政権を取る→マニフェストとは180度異なる主張の政治家を代表、そして首相に選出する→批判していた筈の前政権(自民党)と手を組んで、その180度異なる主張を展開→詳細は政治家でも官僚でさえない人々に決定させる

という、真に国民を愚弄したと言わざるを得ない政治プロセスというものは見聞した記憶がありません。

今後は、もし何らかの選挙である主張をする政党を選択するとしても、その政党がどんな政策を実行するかは、実際に政権をとった後でなければ分からない、というとんでもない前例を作ったことになります。

直近の民主党支持率は政権取得後最低記録の8.1%とか。最大野党自民党の支持率も13.1%しかなく、支持政党なしが70%近く。この世論調査が6月15日で、与野党談合三党合意・国民会議への全面丸投げが表にでる直前ですから、今は更に支持率は落ち込んでいるでしょう。
 それにしても、これだけ徹頭徹尾、民主的プロセスを無視した党が民主党と名乗るのも愚かしい話です。


歴史に残る合意?