シェイブテイル日記2

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日銀にメールしました

(以下文面コピー)
2月の金融政策決定会合では1%のインフレ目標、ではなくて目処でしょうか、いずれにしてもCPI変動率を1%に上げることを決定されたことは大変結構なことかと思います。
とはいえ、現在日本の物価上昇率IMF WORLD ECONOMIC DATABASE(SEP. 2012)ではGDPデフレータで世界184カ国中、最下位です(2011年段階)。

2009年当時、リーマン・ショックに世界経済が揺れた時にはGDPデフレータが前年比マイナスとなった国々が55カ国ありました。
これらの国々は「日本化」を恐れ、GDPデフレータ前年比マイナス国は09年55カ国→10年11カ国→11年 1カ国と順調に減りました。
現在も残っているその1カ国とは日本です。 
要するに、現在GDPデフレータ前年比マイナスは日本化(デフレ縮小経済)を恐れない日本だけです。
皆さま、白川総裁以下日銀の方たちはこの現状を日銀が招いた国辱的事態とは捉えていないのでしょうか。

2月の会合でも、先進国標準の2%のCPI上昇率をインフレ目標とする意見は少数派だったそうですね。
私には先進国標準の2%を日銀が拒絶される理由がわかりません。

デフレ経済から乖離した人事院勧告のもとでの公務員とは異なり、デフレで97年以来民間では給与は減り続けています。
2月にわずか10兆円の国債買い入れ資金を増やした位で日本のデフレは解消するのでしょうか。 
金融機関に資金を積まれるのも結構ですが、デフレで実質金利が高いのですから、政府に提言して金融政策と財政政策を同時に発動し、90年代前半から20年近く続けて居られるデフレを早期に止め、民間に資金を流すことをもっと真剣にお考えいただきたいと思います。

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真面目に書いたメールには、一応まじめに応えてくれるようですので、皆さまもご意見をだされてみてはいかがでしょう。
日銀のお問い合わせ受付メアド
http://www.boj.or.jp/about/services/contact.htm/

【関連情報】
日銀政策決定会合要旨(2012年2月13,14日)