「官僚主権」に対する対立軸政党が誕生する
最近の政治を見ていると、実質上「官僚主権」を掲げているも同然の野田民主党・谷垣自民党。
これに対し、期待できる有力な対立軸がついに誕生しつつあるようです。
2月3日付産経新聞記事に石原新党の基本政策草案が載っています。 *1
これと、現在の野田民主党政権下での基本政策を比較してみました。
野田民主党と石原新党の政策比較
民主党は現在の民主党HPから、石原新党は産経新聞記事から引用。(カッコ内は筆者の見解)
一言で言えば、野田民主党が「左」、石原新党が「右」ですね。
左と言っても、改革派という意味ではなく、中国寄りという意味での左です。 内政的には、官僚ベッタリ現状維持増税強化です。 現在の野田民主党と谷垣自民党は、残念ながら両党共に官僚主権派といってもいいでしょう。
これに対し、石原新党で注目されるのは独自の国防・外交観もさることながら経済・財政政策で、「100兆円規模の政府紙幣発行」「国の財政の複式簿記化」を謳っていることです。
石原慎太郎氏の政治発言力は政界でも一二を争うほどですので、この政策を掲げて次の選挙を戦えば、もしかすると日本政界もようやく本当の二大政党政治に変貌するのかも知れません。
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