シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

そこまで言って委員会 増税止むなし派はなんと主張したか(2)

辛坊治郎 「(リフレ政策を聞いて)んー、ではそれだけで日本の経済が強くなるかといえば…」

宮崎勝谷同時に「いやそれはまた別の問題!」

辛坊 「じゃぁ、全て日銀に押し付けて、政治家はやることはないのか、と」
「(日銀法改正問題について)現在では中央銀行の独立というのが世界のトレンドであることは間違いがない」

上念 「手段の独立か、目的の独立かが問題で、彼ら(日銀)はテクノクラートですから選挙で選ばれたわけではない。」

勝谷「そのとおり!だから国権の最高機関がコントロールできないのはオカシイんだよ」

辛坊 「過去20年何が起きたかを一つ一つ考える時、私が鮮明に覚えているのは、1993年の北海道南西沖地震があった時のこと。北海道の奥尻島津波が襲い、4,700人の島で一瞬にして200人以上の人命が奪われた。そこに公共事業費が1000億円。1人あたり2000万円、5人家族なら1億円の公共事業費をかけて何をやったかといえば、高さ11mの堤防を沿岸14キロに築いた。その10年間は復興需要に湧いてものすごく島が発展した。その奥尻島は現在どうなったかというと、その1000億円の借金を抱えて、まぁ、その大半は国が持ってくれていますが、人口は激減を始めて、半分以上は高齢化で、漁民は全部土建屋さんの下請けになっちゃって、漁業をやる人がいなくなった。立派な港はある。巨大な堤防はある。でも漁業をやる人がいない。つまり財政出動は一時期の景気浮揚にはものすごく役に立つんだけれど、例えば麻生政権の時にも15兆円財政出動が行われた。小渕政権の時にもすごく財政出動が行われた。じゃぁ、それで日本経済の足腰が強くなったかと言えば、どうかと。」
三陸海岸に高さ11mの堤防を300キロ造ったら、誰が三陸海岸に観光に行くかってことなんですよ(笑)」

勝谷「だから、金を使うなら、持続可能な産業構造に金を使うべきなんですよ」

辛坊 「現在の税収がいくらあるか、といえば42兆円位です。最高を記録したのがバブルの時の60兆円。小泉・竹中時代で51兆円です。今の日本で支出している高齢者の医療介護費用だけで100兆円です。小泉・竹中時代の好調な時でも51兆円の税収で、プライマリーバランスのギャップは6兆円あった。そこから更に社会福祉の支出があって、過去10年間で最も調子が良かった時でも(プライマリーバランスに)10兆円足りない、という現実があるんですよ。」
「そうすると、リフレ派の人の全部が間違っているとは言わない。ただ、増税しなくても大丈夫といえば、国民はあぁ、税金上げなくても日本は持つのかと誤解する。」

勝谷「誰もそんなことは言っていないよ。」

(インフレ率2%+実質成長率2%で名目成長率4%、という意見に対し)
辛坊 「よくそこで議論になるのは、インフレ率が2%になって、名目成長率が4%になった時に、金利の水準はどうなって、その時の国債残高はどうなるのか、という議論は常にありますね。」
辛坊 「上念さんのリフレの本を読んでいて、大半は賛成なんですよ。ただ、おいおい、と思うのは日本の国債が破綻しない理由として、『国内の金融機関は日本国債を売らない。なぜ売らないかといえば、日本の金融機関は国債を売っても、次に買うものがないからだ、て書いてある。国債を買うか買わないかの判断を金融機関はそんなことでは決めないんです。持ってて安全か危ないかで持つかどうかを決める。」

上念「その通りです」

辛坊 「でね。上念さん。1日でも良い。地方の信用金庫か地方銀行にいって、国債を買っている人たちのそばにいたら彼らがどれ位神経質になりながら国債を買っているかが分かるから。」「支店長に『国債買え!預金の金利を払わないといけないんだから国債を買え!』って言われて、今は国債を買い支えている。だけどその人達は不安に思った時には次に投資先があるかどうかなんて考えずに売っちゃう。そして自分が持っている国債を売り逃げて、少しでも損失を小さくしようとする。だからその時、何が起きるかは本当は分からないんですよ。」

上念 「日本には高橋洋一先生が作られた物価連動債というのがあるんですね。これを見ていると将来物価がどうなると考えられているかが分かる。」

宮崎「だから、私はこの5年が勝負だと思っていますよ。この5年で地域分権と財政構造の転換と、社会保障構造の転換、そしてエネルギー構造の転換というものを行わなければ私は日本は沈んでいくと思っている。」

三宅「いろんな議論はあるんですが、日本は重税国家にはなるんですよ。 いま高齢者が3000万人になる。それがまもなく5000万人位になるんですよ。人口は2100年には半分以下になるという予測もある。高齢者も税金を払わないと持たない構造になるんですよ。消費税は5%では少すぎるんですよ。増税しても税収は増えない、とか増税したら国が潰れるとかネガティブなことばっかり言っているから、おかしな議論になるんですよ。」

鴻池「デフレで1円でも安いところを探すような時代に、増税っていうのは早いんですよ」

三宅自民党時代に景気回復を唱えなかった政権はなかったけれど、GDPは増えないじゃないの。」

宮崎「先生!それは15年もデフレが続いている国なんて日本の他にはないんですから!」

辛坊 「で、上念さんは消費税はどれくらいだったらいいと思っているんですか?」

上念 「私はまずデフレ脱却と思っていますから、デフレを脱却して景気が良くなってその時に考えればいいのでは、と思っています。何%ありき、っていうのはどうかと。」

山口もえ「上念さんが、そんなに日本の景気が良くなる方法を知っていらしゃるなら、ぜひ野田さんに教えてあげて欲しいですね。」

上念「私は『デフレ脱却国民会議』というのをやっていまして、勝間さんと。宮崎先生にも呼びかけ人になっていただいて、いろんな政治家の人にこのような話をしておりまして。」

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さて、みなさんは「増税止むなし派」、「リフレ派」どちらに軍配を上げられますか?

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