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円高の正体、デフレの”真の”正体

報道によれば、日本は3年連続のデフレとか。

消費者物価、3年連続下落 デフレ脱却、道険しく
産経ニュース2012.1.28 08:05

 昨年の全国消費者物価指数が3年連続のマイナスとなり、デフレ脱却の道のりが険しいことが印象づけられた。背景には、円高などで収益が悪化した企業が賃金を上げられず、消費者の財布のヒモが緩まないことがある。一方で原材料費高騰など「悪いインフレ」も忍び寄る。企業が苦境に陥れば雇用環境などはさらに悪化。需要と供給のギャップが一段と拡大する負の連鎖が加速しかねない。

 上方バイアスがあって、デフレを感応しにくい消費者物価でさえ、3年連続の下落です。

 為替も、金融緩和された数年を除き、毎年の円高

この円高そしてデフレの正体について、安達誠司氏が最近著書を出されました。

円高の正体 (光文社新書)

円高の正体 (光文社新書)

[目次より]
・為替とはなにか?
円高・円安とは何か?
・「良い円高」論のウソ
・為替レートはどのように動くか?
・為替レートは何が動かすのか?
終章が
円高の正体、そしてデフレの”真の”正体

豊富なデータ・図表の提示から、「単純な結論」
日銀が積極的にマネタリーベースを供給しないことが円高とデフレの原因であることを平易に述べた好著です。
読んで得する本といえましょう。