シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

民主党代表選挙を予測する(1)

【要約】
意思決定ツールを利用して、民主党代表選挙の結果を予測してみました。

昨日23日、前原前外務大臣民主党代表選挙への立候補を表明しました。
これによって、民主党代表選挙の勢力地図が塗り替えられることになります。
そこで、候補者が乱立気味の今回の民主党代表選挙を、モンテカルロ法*1をベースとした意思決定ツールを利用して予測してみました。 なお、海江田候補と小沢鋭候補は支持者が被るということから候補者一本化の動きがありますので、「海江田+小沢鋭」候補として予測しました。

[第1回目投票の予測前提条件]
○各候補者獲得ポイントレンジ(最小−最尤−最大)…最尤(さいゆう)値とはもっともありそうな値
−前原 20−30−40
−海江田+小沢鋭 15−25−35
−野田 10−20−30
−鹿野 5−10−25
−馬淵 2−5−10
−樽床 2−5−10

この条件下では第1回投票での予測順位は下の図のようになります。

2011年9月民主党代表選挙第1回投票の予測 前提は上記による。 
意思決定ツールとして、CrystalBall(構造計画研究所)を利用。*2

モンテカルロ法でありそうな得票レンジで1000回試行した結果(上図)を見ると、得票率の僅かな違いが拡大され、基礎票下位者がたまたま上位にくる可能性は殆ど無いことが分かります。

 さて、第1位が過半数を獲得できなければ、第1位と第2位での決戦投票となります。この場合、第2位・第3位連合が第1位を脅かすケースが有りうるのですが、幸か不幸か、他の候補とは経済政策が相容れない野田氏が比較的上位にいるため、野田氏が誰かと組んで前原候補を脅かすケースは想定しにくいです。 そこで、第二回目の投票は次の前提条件で計算しました。
[第2回目投票の予測前提条件]
○各候補者獲得ポイントレンジ(最小−最尤−最大)
−前原 25−45−55
−海江田+小沢鋭 20−30−50

この条件下での第2回目投票の結果は次のようになります。

民主党代表選挙第2回投票の予測 前提は上記。

以上の予測では前原新総理誕生が濃厚ということになりました。
意思決定ツールでの予測は、前提の置き方が全てですから、これが誤っていれば勿論結果は大きく異なったものとなります。*3
なお、海江田氏、小沢鋭氏が連合を組まない可能性もありますが、その場合には第二回目投票での前原氏に敗れる相手が野田氏の可能性が高まる程度で、現段階では「前原新総理誕生」シナリオは崩れそうにはありません。

[26日追記] に小沢元代表が前原不支持、海江田支持を打ち出したことを踏まえた再分析はこちら
【関連記事】 民主党代表選挙を予測する(2)

*1:モンテカルロ法 http://e-words.jp/w/E383A2E383B3E38386E382ABE383ABE383ADE6B395.html

*2:”CrystalBall”は、エクセルのアドインとしてモンテカルロ法が容易に実行できるソフト。

*3:意思決定をサポートする立場であれば、この前提の蓋然性(確からしさ)が腕の見せ所になります。