シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

今回の原発事故は誰の責任か

福島第一原発事故について次のような記事を目にすることがあります。
(以下引用)−−−−−−−−−−−−−−−−−
「会社はコスト優先」 原発の元技術者ら ネットで自己批判(03/23 06:55)
原発の危険を語るのは、技術屋の最低限の節操」と日本外国特派員協会で訴える後藤さん=15日、東京都内  東京電力福島原発を造った大手重電の元技術者たちが事故発生以来、インターネット放送などで自己批判原発政策の告発を続けている。 (後略)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(引用終わり)
ではこの「元技術者」さんが糾弾するように、元大手重電会社の安全性軽視が問題だったのでしょうか。もしそれならばその重電会社に強く安全性確保を迫らねばなりません。 ただ、原子力安全委員会のメンバーでもあった武田邦彦先生は次のように語っています。
(関東エリア未放送)
6分目あたりからが要注目です。要するに、原子力施設を扱っている民間企業側で安全性に問題を見つけても、既に原子力安全保安院が認可した後では安全性を確保するような修正を設計に施すことは認可されない。安全性を確保するような「違法改造」は勝手にしなさい、という事だったとのことです。 武田先生は許認可権を握る官僚は、住民の安全性の向上よりも自らの過ちを認ないことを重視していると指摘しています。 地震学者は想定外の地震といい、これに従って設計を許認可する原子力保安委員会も責任は地震学者にあるといい、重電会社は許認可は原子力保安委員会から受けたといい、東電は重電会社が作ったという形で各主体の責任は無責任まで薄まる構造となっているんですね。

ただ、敢えて残念なお話(蛇足)を書きますが、日本はGDPが500兆円で、政府の予算規模は特別会計を含めばその1/2に迫る金額となっています。 つまり1/2社会主義国なんですよね。日本という国は。個人が多少騒いだ位でこの構造が変わるでしょうか。 この予算・許認可権という見えない軛(くびき)で国民を制御する霞が関体制を打破してくれる政治家たちが出てくるまで、残念ながら日本の無責任行政は続くと思います。 そんな政治家って、現在の民主や自民など既存政党の中に一体何人いるでしょうか。