シェイブテイル日記2

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これも必見。 福島第一原発はどのように危ないのかまたどこが危ないのか

1.本質的にどのように危ないのか
原子力安全委員会の委員も務めていた武田先生が詳しく語ってくれています。

3月15日を境に、本質的な危険は遠のき、チェルノブイリ状態にはならないとのことです。
この武田先生、本物の(国民の側に立った)原子力の専門家と思われます。

2.現在現場周辺でどこが危ないのか
政府は発電所から半径20キロなり30キロの中と外で区別していますが、実際はそうはなっていないようです。福島市方面に当たる北西側と、南南西側に放射能がやや高いところがあるようです。
1)テレビ画面に表示された、放射性ヨウ素の分布シミュレーション



2)米国エネルギー省が米軍機を介して調査した地上1mでの放射能分布図実測値
ただし、最高濃度でも30mR/hは超えていないとも書かれています。色マーカーの落書きのように見えるのが、米軍機の飛行経路で、放射能が高いところを飛んだ場合に赤で示されています。  福島市原発から遠いのに放射能が高いが放射能計が壊れているのか、という話があったそうですが、実は比較的遠い福島市の方に放射能(のスラグ?)が飛んだということなんですね。
 
http://blog.energy.gov/content/situation-japan/


武田先生も指摘していますが、本来は政府は気象庁あたりに原発周辺に複数の風力測定装置を臨時で設置させ、危険なのはその時々の風下方向であり、ある半径の内側は危険で、外は安全などという認識は間違っていることを国民に知らせるべきです。