シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

福島原発事故は人災なのか  Is the Fukushima nuclear plant accident a man-made disaster or a natural disaster?

今晩現在、福島第一原発事故は、自衛隊など関係者の必至の努力にも関わらず終息していません。国際原子力事象評価尺度(INES)が先ほどレベル4からレベル5に引き上げられました。東京電力原子力安全保安院の場慣れしていない対応が人々に反感を買っています。これらの人々の怠慢が今回の事故を招いたのでしょうか。 この点を「地震が予測可能だったか」という観点から考えてみます。
 日本は太平洋プレートとユーラシアプレート、更にはフィリピン海プレート北米プレートが出会う場所にあり世界的にも地震多発地帯として知られています。歴史的にも多数の地震がありました。
過去の大地震をかいつまんで列挙すると
白鳳地震    684年 M 8.2
貞観三陸地震  869年 M 8.3〜8.6? 、規模でこれまで史上最大?
仁和南海地震  887年 M 8.3
永長東海地震  1096年 M 8.3 、死者1万人以上
明応地震 1498年 M 8.2〜8.4、死者3万以上
天正地震   1586年 M 7.8〜8.1
慶長三陸地震 1611年 M 8.1、死者約2,000以上
元禄関東地震 1703年 M 8.1 死者5,200人(20万?)
安政地震   1855年 M8.4 三連地震濃尾地震 1891年 M 8.0、過去最大の直下型地震
関東大震災   1923年 M 7.9、死者10万人 死者数で日本災害史上最大
阪神大震災   1995年 M7.2 死者6000 
といった具合です。これらの地震を、プレート境界型と直下型に分類した上で、6000人が亡くなった阪神大震災地震エネルギーを1としたグラフを作成してみました。

東北関東大震災のエネルギー  横軸:マグニチュード(M)、 縦軸:阪神大震災のエネルギー=1とした相対的エネルギー。プレート境界型地震、直下型:東北関東大震災
地震規模を示すマグニチュード(M) は、数値が1上がれば32倍、2上がれば1,000倍の規模を示します。今回の地震は684年以降の有史時代の日本では最大であるばかりでなく、阪神大震災の500倍、過去最大であったと思われる貞観三陸地震との比較でも4-5倍の規模でした。
確かに地震は予知すべきであり、万が一の事態も想定して万全の対策をとって原発を建設すべきであることは間違いありません。ただ有史以降最大だった地震の5倍規模の地震が現実に日本で起こると想定して原発を造れ、というのはたやすいですが、それを実行できるとしたら神のみではないでしょうか。
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今週のお題東北地方太平洋沖地震