シェイブテイル日記2

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老人の、老人による、老人のための政治

消費税について。

前回消費税率アップ(97年)は、税収は増えなかったが世界史上まれな、長期デフレになった。
http://binzumedengon.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-4feb.html
http://shavetail.blog99.fc2.com/blog-entry-50.html

前回も、前々回も消費税アップの際にはその分年金に上積みしているので、結局老人は消費税アップを被らず、若い人だけ消費税アップを被ることになる。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0104&f=business_0104_056.shtml
(以下引用)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 財政赤字は将来世代の負担であるから、消費税を増税して一刻も早く赤字を削減しなければならない。子ども手当のようなバラマキで財政赤字を増やすことは一刻も早くやめなければならないという議論がある。本当だろうか。

  まず、国債は政府の借金であるが国民の資産であるから、国家にとって債務なのか資産なのか分からないという大問題がある。しかし、これは高名な経済学者が長年論争を続けてきても決着のつかない大問題で、このコラムで簡単に議論できるようなことではない。そこで、国債は将来世代の債務であるとしておこう。

  今、消費税を増税し、債務を減らせば確かに将来世代の債務は減少する。しかし、消費税増税は現在の高齢者の福祉に使われ、債務の減少には使われないのではないだろうか。しかも、今まで、高齢者は、実質上、消費税を負担していない。1989年に消費税が導入されたとき、97年に税率引上げがあったとき、消費税による物価上昇はインフレと同じとされて、その分だけ年金支給額が引き上げられている。今後、消費税をさらに引き上げるときには、消費税による物価上昇分については年金の物価スライド条項を発動しないと決めておかなければならない。ところが、消費税論議のなかで、この問題が議論されている記事を私は見たことがない。将来世代のことなど、誰も真面目に考えていないのだ。

  一方、子ども手当で赤字を作るのはどうだろうか。子ども手当でおもちゃを買ってもらって楽しい思い出を作ったが、後から国の借金を返さなければならないというほうが、今の高齢者の福祉に使うより、まだマシではないだろうか。あるいは、子ども手当でより高い教育を受けることが可能になり、より多くの所得を稼ぐことが可能になって、後から国の借金を返すほうがまだマシではないだろうか。

  親が子どものために使わず、自分の楽しみにために使ってしまったらどうだろうか。そのときは、国ではなく親を恨んでもらうより仕方がない。そんな親がいないようにと国がきちんとした政策を行うべきだという議論もあるが、現在、国がしていることは若い世代の負担によって、高齢者の福祉を維持することだ。国がきちんとすることには期待できない。

  (執筆者:原田泰 専務理事チーフエコノミスト 株式会社大和総研
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なお、借金がダメそうだから税収アップで、っていうのは政治家失格です。
地方自治体の議員でもやっててください。

地方自治体とはことなり、国に関しては通貨発行権があるため、

国の収入=税収+国債など  ではなく(間違ったフレーム)
国の収入=税収+国債など+通貨発行益 です。 (これが正しいフレーム)

デフレのなかで、税収と国債にしか知識と関心がない与謝野のような政治家はゴミ以下です。
過去の事例を見ても、今と同じ局面では通貨発行益ないしは、国債中央銀行直接引き受け(これは通貨発行益と同様の効果がある)が適切な対応です。

http://shavetail.blog99.fc2.com/blog-entry-125.html