シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

価格と価値は別のもの

 今日は、価格と価値とは異なる、という話をしたいと思います。
 「価格」とは、そのものが取引される、いわゆる値段です。一方「価値」とは、その取引に参加する人から見た主観的な値打ちのことです。

○バリュー投資
 例えば株式取引での価値とは、主観的な値上がりしやすさ(買い方の場合)、値下がりしやすさ(売り方の場合)ということになります。
 ある企業の長期にわたる利益予想がある程度確からしい場合(例えば、売上・コスト共に安定している場合、主力製品が長期にわたって安定成長が見込める場合など)この利益予想を元に、企業の現在価値(近く計算方法の記事を書く予定)の計算ができます。
 この、企業の現在価値を株式数で割れば、1株あたりの企業価値が算出できます。
この1株あたり企業価値(価値)が、現在の株価(価格)に比べ大変高いのであれば、その株は大変割安と判断されます。こういった投資判断に基づく投資がバリュー投資と呼ばれるものです。

裁定取引  
 同じ価格であっても、人によってそのものの価値が異なるので、そのものを買いたい人(A)と売りたい人(B)が出て来ます。
この、売買の直接当事者(A,B)以外の人(C)が、この点に目をつけてそのものの売買をするのが裁定取引です。
 実は、広い意味での裁定取引は、無意識に世の中で多数行われています。
例えば小売業は、既に展開されている店舗や、流通ルートを武器に、これら販路を持たないメーカーから商品を仕入れ値で買取り、逆ににメーカーとの直接取引ルートを持たない消費者には仕入れ値より高い小売値で販売しサヤを稼ぎます。
 この場合、小売企業の「既に展開されている店舗や、流通ルート」は経済学上は埋没費用(これも近く書く予定)と考えられ、埋没費用は現在以降将来の採算性計算には含めないため、メーカー・消費者に発生しない裁定機会が小売業者だけに発生していると考えられます。

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これからも、株式などを題材に、意思決定論について書いていきたいと思います。
興味があれば、またよってください。。
 
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