みんなの党の日銀法改正案は期待できない？

７月の参議院選では、みんなの党が議席を伸ばしました。
そのみんなの党が国会に提出する予定の日銀法改正案が欠陥法案だという話があるようです。

日銀法改正案の骨子
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_82339

１　経済政策の目標に係る協定の締結

　（１）　政府及び日本銀行は、協力して達成すべき経済政策の目標に係る協定（以下「政策協定」という。）を締結するものとする。
　（２）　政府及び日本銀行は、（１）により政策協定を締結したときは、速やかにこれを公表するものとする。

２　中小企業者に対する事業資金の貸付けに係る債権の買取りに係る臨時措置
　（１）　政府は、中小企業者に対する金融の円滑化を図る必要があると認めるときは、日本銀行に対して、金融機関の有する中小企業者に対する事業資金の貸付けに係る債権の買取りを要請することができる。

bewaad氏という方のブログによれば、予算関連法案 （改正案骨子の２）を提出するには「参議院議員であれば20人以上が必要ですが、みんなの党の参議院議員数は11人」ということなのだそうです。
もしそうであれば、せっかくデフレ脱却に向けた法案をみんなの党に出してもらおう思っていた私などにとっては、大変期待外れな結果になりそうです。

それにしても、改正案骨子の１にしたところで、政府がまともなデフレ対策を立案できなければ、（実際、増税で景気回復なんていうトンデモをかましています）仮に法案が通っても、政府・日銀が政策協定を結ぶ方向がまともな方向にいくのか相当疑問です。

んー。あとはデフレ脱却議連が進化するのを待つか、デフレ脱却国民議連からの政府への働きかけに期待するか、ですか…。

（日銀デフレの目次へ）

このブログでデフレについて読者の方から好評価だった記事のランキングも作ってみました。

経済分析ランキングでの10位以内定着を目指しています。よろしく！⇒
(10/14記：瞬間風速ですが、10/13に経済分析関連ブログで当ブログが８位にランクされました。これまで殆どランキングとは無縁でしたが、いきなり１桁にランクされ、皆様のお陰と感謝しております。　シェイブテイル拝）