シェイブテイルのデフレ脱却実践記

シェイブテイル日記ではデフレ経済研究を行ってきました。今後はこれをデフレ脱却実践につなげます。

日本のデフレ:確かに魔法の杖はないが(2)

さて、日本のデフレ:確かに魔法の杖はないが(1)で、2008年段階では日本は世界的に見ても特異的にデフレになっていることが分かりました。

では次に同じ情報源、IMF World Economic Outlook Database(Oct. 2009)で、日本の物価変動(消費者物価指数;CPIベース)を、他のG7諸国と比較して見てみましょう。

消費者物価指数G7(97年〜)

2008年頃は、覚えておいでのように、資源価格が高騰し、デフレについてより、むしろ資源インフレに関心が向かっていた時期ですが、その時期を含め、日本の消費者物価指数は'97年の水準を越える事はありませんでした。

それに引き換え、日本を除くG7諸国はすべて判で押したように、'97年比較で+20〜30%程度の物価上昇をしています。これは、以前このブログで考察したように、後進国ではない普通の国の中央銀行は、自らが望むレベルの物価水準を容易に達成できる、ということ、日米を除くG7各国は2%程度のインフレターゲット政策を推進していることと、整合的なデータと言えます。

我が国の中央銀行、日銀は、少なくとも2006年時点では、目指す物価水準を0%としていますから、日本を含め、中央銀行はエネルギー価格の変動、中国の安い製品輸出などにかかわらず、望みの物価水準を達成していると言えます。

つまり、日銀・白川総裁が言うように、なるほどデフレ脱却に「魔法の杖」ないかもしれませんが、日銀の持つ「普通の杖」つまり金融政策で日本のデフレは脱却できるのです。 「魔法の杖」なんて必要なし。

日銀はデフレ脱却をただやらないだけ、もしくはやりたくないだけ。 
そうとしか思えません。

(続く)

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