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国民医療費削減の切り札!? 中央医療審議会委員入れ替え

現在国民医療費は総額34兆円に上り、財政赤字の主要要因となっています。

長妻昭厚生労働相は26日、厚労省で記者会見し、診療報酬改定を議論する中央社会保険医療協議会中医協)委員のうち、改選期を迎えていた九人の後任人事を発表しました。 [1]

これまで必ず中医協の中核メンバーにおさまっていた、日本医師会の推薦委員が初めて一人もいなくなりました。

中医協はご承知の通り、医療費の保険点数を自由に決められる立場にあり、その中でこれまで日本医師会の委員は、窮状が問題となっている勤務医の立場は無視し、拠って立つ開業医の意見を反映して動いて来てきました。

その結果、現在では勤務医の平均年収が1000万円強であるのに対し、夜勤もなく街中に居を構えた開業医では平均年収が3000万円近くと、医師の中で収入格差が拡大してきました。

今後、中医協での日本医師会の発言力がなくなれば、開業医のコストを抑えることにより、多額の「埋蔵金」を生み出すことも可能でしょう。 これを原資に、赤字病院の補填や、介護システムの充実を図ることができます^^。