シェイブテイル日記2

シェイブテイル日記をこちらに引っ越しました。

この一年、日本にとって重要だったこと

今年も忘年会やクリスマスシーズンとなり、気がつけば随分と押しつまって来ました。
そこでやや早めですが、シェイブテイルもこの一年を振り返る意味で、今年1月以降取り上げた話題を整理してみました。

 私自身はこのブログでは自分の専門分野に関係する領域は余り書かずに、その時の日本でもっとも重要と思える話題と取り上げてきたつもりです。 教育問題やIT分野、あるいはスポーツなどはブログを書けるほどの力量がなく全く取り上げていません。
 ただ、これらの分野が今年一年日本全体にとって最大の課題となった時は特になかったのでは、とも思っています。

さて、図1が今年ブログで取り上げたカテゴリーとその頻度です。

図1 2012年このブログで取り上げた話題

 こうして見てみますと、やはりといいますか、デフレ経済関連が多いですね。
カテゴライズは任意にしましたので、改めてデフレ経済関連という大カテゴリーを考えてみますと、今年書いた139エントリー中、実に108(78%)がデフレ経済関連の話題でした。*1

 2009年11月に時の副首相、菅直人氏に勝間和代氏がデフレ脱却を訴えた際の*2 
「デフレ脱却こそが、ボーリングの1番ピンである。」
という指摘の重要性を改めて感じます。 *3


図2 デフレが一番ピン
勝間和代氏らが指摘するように、現代日本経済の大半は、デフレを源流として生じている。

 現段階では安倍新内閣ではデフレ脱却をそれこそ政策の一番ピンに据えて政策推進をやっていただけそうだと期待しています。
 ただ、官僚-マスコミ-学者-財界のデフレ推進複合体が解体されたわけではありませんし、政界でのリフレ政策への理解度などから考えますと、見通せる範囲では、恐らくこれが唯一無二のデフレ脱却機会ですので、私達国民としましては、怪しい動きに対する監視をより一層強化すべきなのではないでしょうか。

*1:たまたま丁度煩悩の数ですね。

*2:国家戦略室への提言「まず、デフレを止めよう〜若年失業と財政再建の問題解決に向けて」→残念ながらPDFファイルはリンク切れのようです。

*3:ただ相手の方に、指摘の重要性を感じるアンテナが全くありませんでしたが。